超高齢化社会に!介護職の仕事に必要な資格

2007年、日本の全人口のうち65歳以上の人口が21%を超えた。日本は、超高齢化社会となり、介護職はますます必要な仕事の一つとなったのだ。

介護の仕事内容も多岐にわたっている。介護の仕事を大きく分けると、「生活援助」と「身体介護」の2つ。「生活援助」は掃除、洗濯、料理など、利用者の身の回りのお手伝いをする仕事だ。「身体介護」は利用者の身体に触れて、食事や排せつ、入浴などの日常生活をお手伝いする仕事で、この仕事をするには必ず資格を保有しなければならない。

介護資格は、比較的短期で取得できるものもあれば、難易度の高い国家資格までさまざま。「身体介護」を行う上で必要となる介護の資格には「介護職員初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」がある。まず手始めに、「介護職員初任者研修」を取得するといいだろう。

「介護職員初任者研修」は130時間の基礎知識・倫理・実務を学んだ後、最後に試験に合格して取得できる。この資格を取得すれば、介護資格保持者として仕事の幅が広がることがメリットだ。仕事内容はもちろん、利用者のことも理解できてからお仕事ができるので、自信がつき、なによりお給料が無資格者より高い。資格手当がつく場合もある。

この後、「実務者研修」を経て、実務経験を3年つむと、国家資格である「介護福祉士」の受験資格を取得できる。「介護福祉士」を取得した後は、さらに研修を受けると、2015年の12月からスタートした「認定介護福祉士」にチャレンジすることもできるようになるのだ。